改訂版・時間よ、止まれ。
…正直、あの別れた日から、優祐のことを忘れたことなんて一度もなかった。
嬉しい時も、
苦しい時も、
寂しい時も、
私は優祐に届けとばかりに、ずっと祈り続けていたんだ。
私の今の想いを知ってほしいから。
ずっとずっと、好きだから。
でも、正直今は少し怖かった。
明日、本当に優祐が来るのかどうか……。
高2の時、あんなウワサを聞いてしまったし、もしかしたら私のことなんて忘れてしまっているかもしれない。
…それでもいい。
私はこの5年間、悔いることなんて何一つしてないつもりだから。
例え私の想いが無駄になってもいいんだ。
それでも私は構わない──。
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