愛no歌
時間が過ぎて、あっという間に放課後になっていた。
頭の中は瑞乃悠葵でいっぱいだった。

帰り道、私はずっと考えた。
本当になにがなんだかわからなくって。
だからさ、夜、涼那に相談した。

TO   :涼那
タイトル:無題
本文

私、瑞乃先輩のことが
好きかもしれない。
家族がどうかじゃなくて、
先輩そのものが。
でも、よくわかんない。
自分が自分に素直になれないの。
どうすればいいのかな?

    END


返事は電話できた。

♪♪♪♪~~~~~~♪♪♪♪
「もしもし・・・」
「あ、愛優?さっきのめーる見た限り・・・
 めちゃくちゃ悩んでるっぽいけど・・・」
「うん・・・」
「悠葵先輩に思いを伝えてみれば?」
「でも、、、そんなこと・・・・・」
「そうやって落ち込むから駄目なの!!
 もっと自信もちなって。
 愛優は可愛いんだからあきらめないの!
 うじうじしてると、とられちゃうよ??」
「そうだけど・・・・
 性格的にもそういうキャラぢゃないし。」
「だから、そうやって変な方向に曲げるから駄目なんでしょ??」
「うん。」
「愛優もがんばんな。
 でさ、早くWデートでもしよ??」
「・・・だね・・・そうだね!」
「そうこなくっちゃ♪」
「ぢゃ、またあしたね。」
「うん。おやすみ」

あんなことを言ったものの、
まだ見えない自分がある。

でも、前に進めた気もした。

< 3 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop