愛no歌
朝、目が覚めた。
あれから、寝ちゃってたんだ・・・・
寝ぼけたまま、時計を見た。
9・・・・00・・・・
は?もう朝の9時?
私はついてない。。。
急いで着替えて出て行った。
学校までは4㌔くらい。
遠い・・・・
けど走った。
自転車は涼那の家にあるから。
涼那の家は正反対だから行くまでに学校についちゃう。
まだ1㌔・・・
もうきつい。
「おーい。何してんだよー」
聞いたことのある声だった。
振り返ると自転車に乗った悠葵先輩がいた。
「先輩こそ何してるんですかー?」
「俺?ずっとお前んこと待ってた。」
「はい?」
私は一瞬、放心状態になった。
我に返ってもう一度走りだした。
「ちょっ・・・待てよ」
「急いでるんです!!行かせてください!」
そう言いながら走った。
すると
「おい、後ろに乗れって。」
「えっ・・・////」
嬉しかった。
そう言ってもらえて・・・。
私は、心が先輩で満たされていた。