先生あのね・・・

伝わる想い



次の日の夕方

カーテンを閉め切った暗い部屋で先生の帰りを待っていた。




「ただいま。
どうした?カーテンなんか閉め切って」

そう言いながら先生がカーテンを開けようとした。






「開けないで・・・」

小さく言った。

「萌?」

先生が私を不思議そうに見つめる。








「抱いて・・・・」









私は自分のシャツのボタンに手をかけた。
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