先生あのね・・・
第三章
穏やかな秋空の下で
秋になり
先生は‘紅葉狩りに行こう‘と提案してくれて
お弁当を作って出かけることになった。
いつもより早起きをしてお弁当を作り、家を出た。
先生の家のチャイムを鳴らすと
玄関に出てきた先生は寝起きだったらしく
眠そうな目をこすりながら
「早かったな」
と家の中に迎え入れてくれた。
寝起きの先生は慌てる風もなくゆっくりとしていて、
私の横に座る。