【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~

今も、妄想したり、鼻歌を歌ったりしながら

髪を巻いている。




親をなんとか説得して取り揃えた化粧品一式にヘアアイロン。



そのすべてがあたしのテンションをあげてくれる。







うわ~~い!!




鏡の前でむふふと気持ち悪い笑みを漏らして、

完成した髪を見つめた。






「上出来じゃない?」




自分で言って納得する。




だって、誰も言ってくれないし;






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