【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~



学校が見えてきた。


ここで、これから3年間を過ごすんだ♪



なんだかとってもわくわくする。





校門を二人でくぐろうとした、そのとき。




「直人ーーッ!!」

女の人の声がした。




直人?

お兄ちゃん?





声がした方を見ると、

さらさらな長い髪と真っ白な肌を携えた

スタイル抜群のきれいな女の子が手をふっていた。





だれだろう・・・

すっごくきれいな人。






「あ、奏。」





お兄ちゃんがつぶやく。


名前で、呼び合ってるんだ。




仲、いいのかな?







そう考えると、

胸の奥がなにかにぎゅっと締め付けられる感じがした。


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