【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~



家に帰ると、運わるくお兄ちゃんがリビングにいた。


「おかえり。」


「・・・ただいま。」





気持ちに気づいたあと、
どう接したらいいのか全くわからない。


でも、絶対に知られないようにしなきゃ。





知られたら、
もし、あたしの気持ちがバレたりしたら

すべてが終わる。





あたしたちの家族が壊れてしまう。


そんなこと、あたしの頭でも容易にわかっていた。







なるべく、お兄ちゃんの方を見ずに
リビングをでた。



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