【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~
*
なき続けても、
やっぱり朝はやってくる。
あたしは、お兄ちゃんが迎えにくる前に準備をして
リビングにおりた。
「あれ?若菜?
おはよう。
今、呼びにいこうとしてたんだよ?」
泣いて腫らしてしまったまぶたを見られないようにうつむく。
「おはよう、お兄ちゃん。
早く用意できたからおりてきたんだ。」
そのままテーブルにつく。
「おはよう、若菜。」
お父さんの声。
「おはよッ」
お母さんの声。
「おはよう。
お父さん、お母さん。」
ふたりの声は、いつもどおり優しくて
あたしの涙腺を誘った。
ちらっと見てみると、
3人とも幸せそうに笑っていた。
なき続けても、
やっぱり朝はやってくる。
あたしは、お兄ちゃんが迎えにくる前に準備をして
リビングにおりた。
「あれ?若菜?
おはよう。
今、呼びにいこうとしてたんだよ?」
泣いて腫らしてしまったまぶたを見られないようにうつむく。
「おはよう、お兄ちゃん。
早く用意できたからおりてきたんだ。」
そのままテーブルにつく。
「おはよう、若菜。」
お父さんの声。
「おはよッ」
お母さんの声。
「おはよう。
お父さん、お母さん。」
ふたりの声は、いつもどおり優しくて
あたしの涙腺を誘った。
ちらっと見てみると、
3人とも幸せそうに笑っていた。