【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~
「「「あのーー!!」」」
席で外を眺めていると、後ろから声がした。
フッと振り返ると
顔を染めた女子が何人か集まっている。
そして、俺の顔を見た瞬間少し黄色い声をあげた。
「霞 直人くん、だよね?」
その中のボスみたいな女が俺にたずねてくる。
「そうだけど。」
「あたし、一目ぼれしちゃって・・・・。」
あぁ、またか。
その後も女はずっと自分の名前とかをべらべらしゃべってたけど全く覚えていない。
興味ないから。
「つ、付き合ってくれないかな?」
「いいよ。」
「え?ホント?」
「今日、家行ってい?」
基本、若菜以外の女は性欲の対象にしか見えない。
「う、うん!!」