【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~




俺は、今日できた名前も知らない彼女と


肌を重ねた。




腕の下にいる女は

顔をほんのり赤く染めながら


あえぎ声をあげている。



それを見ても少しも可愛いと思わないし

必要以上欲情もしない。





馬乗りになって、女の体に唇を這わせる。


気分に応じては唇にキスもしてやる。
愛はないけど。




だいぶ硬くなっている突起を舌でまたせめると

女は俺の頭を引き寄せてきた。




別に振り払わない。
振り払うことさえ、めんどくさい。







ときどき、行為自体もめんどくさいときがある。





俺、男として終わってるかもな・・・。



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