【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~
*
「お兄ちゃん、おかえり!!」
玄関をあけると
かけよってくる若菜。
それだけなのに、心臓が騒ぎ出す。
揺れる長い髪と
小さなえくぼに
体中の血液は沸騰する。
相手が、若菜ってだけで
俺はどんなことにも満足感を覚える。
「ただいま。」
そっと頭をなでてやると、うれしそうにまた笑う。
「遅かったね。」
「ちょっと友達と遊んでたんだ。」
「そっか。」
若菜は、人を疑うことを知らない。
俺の言うこと、すべてを信じる。
「お兄ちゃん、おかえり!!」
玄関をあけると
かけよってくる若菜。
それだけなのに、心臓が騒ぎ出す。
揺れる長い髪と
小さなえくぼに
体中の血液は沸騰する。
相手が、若菜ってだけで
俺はどんなことにも満足感を覚える。
「ただいま。」
そっと頭をなでてやると、うれしそうにまた笑う。
「遅かったね。」
「ちょっと友達と遊んでたんだ。」
「そっか。」
若菜は、人を疑うことを知らない。
俺の言うこと、すべてを信じる。