【短編集】キミをみてる。~瞳で伝える恋心~

ちょっと落ちこんでいると・・・・


聞こえてきた、待ち望んでいた声が。

「1、2、3、4・・・・・」



あ、始まった。





彼のクラスのランニング。


体育を始めるときのランニング。






わたしは、少し緩んでいる口元もなおさずに、

枝の隙間から見えるグラウンドを凝視していた。






早く、早く・・・・・






早く、来て。






< 6 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop