私がマフィアのボスになる日
「どうする天野?二人リーチだ。逃げ切れるかな?」


井上さんが聞く。



「お前がダマテンなのは利口だが、危険から逃げる奴は二流だ。そして向かって行って返り討ちに合う奴は三流。」



天野さんは笑顔だ。そして井上さんはダマテンらしい?タマヒメデンなら私知ってるけど・・・



「じゃあ一流はどんな打ち方をするんだ?見せてみろ天野。」



リアルヤスさんが言う。



「ジンよ。お前にはわかるか一流の打ち方が?」



天野さんがジンサに問い掛ける。



「追い詰められても逆転勝ちするのが一流だと思います。」


おぉ、ジンサは話についていけるんだ。何よ打ち方って?






「でも天野さんはいつもそんな打ち方じゃないですよね。」



声の主は、おつまみを持って来ていたカナ姫だった。



「天野さんは追い詰められても、魅せて・嘲笑う。」



天野さんがフッと鼻で笑い、おもむろに(ゆっくり)牌を出す。




ピシッ!




「「「ロン」」」




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