私がマフィアのボスになる日
三人が同時に声を出し、一瞬後に表情が曇る。


ジンサが説明する。


「ダブロンは認めていますが、三家和の場合は・・・」



「クククッ・・・その場合は流局になるルールだったな。誰か一人が冷静に見ていれば、俺をラスにできたかもしれなかったが、惜しかったな。」


「そんな暴牌が一流の打ち筋だとでも?」


高橋さんが聞くと。




「そうだ。ただし邪道だがな。次は王道の一流の打ち筋を見せてやるよ。」



自動卓のボタンをポチッと押すと、真ん中の部分が浮き上がり、四人はその隙間に牌を入れていく。



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