私がマフィアのボスになる日
私とユカチンは駅の近くのバリューローソンへ買い出しに向かった。自転車で5分ぐらいの所だ。

この店は百円均一のスーパーのような感じの店で品揃えがいい。

ユカチンはオツマミコーナーで、自分の好きなカキピーのわさび味と唐辛子スルメいかを、真っ先にカゴに入れた。

まぁ大人のオツマミだしいいんじゃないの。

あと言われていた[さとうのご飯]と[レトルトカレー]と[インスタントヤキソバ]を五つづつカゴに入れる。

他には自分達の飲み物とかも一緒に買いつつ、ユカチンに質問。


「ユカチンは明日来る人達とは会ったことあるの?」
「うん。あそこで麻雀する人達は大体同じメンバーだよ。」

「どんな人?カッコよかったりする?」

「ん~、みんなカッコイイと思うよ。アキーニョスの趣味がおかしくなければね。そもそも昔は格好良くないと組織に入れなかったらしいし。」

「マジで!昔はそんな掟があったんだ。やばいなぁ~。気に入られちゃったらどうしよう・・・」

「いや、カナ姫ならともかくニョスは子供過ぎッ・痛(>_<)」

無礼なユカチンに足を踏んづける。

「うっさい。あんたの趣味はどうでもいいの。年下がタイプの人もいるかも知れないでしょ。」

「でも格好良い人ばっかだから、みんな彼女いると思うよ。」

「じゃあ彼女いない人をサーチしてきてよ。明日のユカチンの仕事決定ね。」

「え~、無理無理。そんなに仲良く喋ったりとかしないし。[彼女いるんですか?]とか聞くなんて失礼だよ。」

「わかったわよ。もしサーチしてくれたら、私の方もユカチン好みのお姉さんをサーチしてあげるわよ。」

ユカチンは少し考えてから

「・・・じゃあやる。」

「よしよし。期待してるよ~。」

内心期待してないけど、もしかしたらと言う事があるから、サーチは怠るべからず。

こんなくだらない会話しながら、買い物を済ませアジトに戻る。

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