マリア教会
「は、はい。私がナンバーⅥの側近に選ばれたと、シスターから…」
「これからよろしくね」
ニッコリと微笑み「よろしくね」と言われても、まだ頭の中は軽いパニックで騒がしい。
「あ、あの、質問してもよろしくでしょうか?」
「どうぞ」
「なぜ私が選ばれたんですか?」
一番の疑問点をぶつけてみた。
レイラは幹部やマリアと関わった事もないし、ましてや卒業したばかりの人間を側近に選ぶなんて聞いた事がない。
ナンバーⅥは真っ直ぐレイラを見つめ、
「あなたが高校に上がった時の入学式で、私がお祝いの言葉を送ったの覚えてる?」
「はい」
忘れもしない。
大勢の生徒の前で臆する事もなく、堂々と挨拶するナンバーⅥをカッコイイと思い、いつかこんな人になりたいと思うようになった。ナンバーⅥはレイラの憧れの人だ。
「これからよろしくね」
ニッコリと微笑み「よろしくね」と言われても、まだ頭の中は軽いパニックで騒がしい。
「あ、あの、質問してもよろしくでしょうか?」
「どうぞ」
「なぜ私が選ばれたんですか?」
一番の疑問点をぶつけてみた。
レイラは幹部やマリアと関わった事もないし、ましてや卒業したばかりの人間を側近に選ぶなんて聞いた事がない。
ナンバーⅥは真っ直ぐレイラを見つめ、
「あなたが高校に上がった時の入学式で、私がお祝いの言葉を送ったの覚えてる?」
「はい」
忘れもしない。
大勢の生徒の前で臆する事もなく、堂々と挨拶するナンバーⅥをカッコイイと思い、いつかこんな人になりたいと思うようになった。ナンバーⅥはレイラの憧れの人だ。