マリア教会
「そうか。じゃあそんな夏季にご褒美をあげよう」
「ご褒美?」
詩織はスーツの懐をゴソゴソと探り、一枚の四つに折られた紙を取り出して差し出して来た。そして満面の笑顔を浮かべる。
「おめでとう、夏季」
紙を受けとった夏季は中を見て目を見開いた。同時に胸が大きく高鳴る。
「私が聖歌隊のメンバーに!?」
そう、詩織に渡されたのは聖歌隊入隊オーディションの合格通知だった。夏季にとって奇跡の紙を無造作に四つ折りにして、詩織のやつ。
だが詩織への怒りよりも、これは本当に現実か?本当なら奇跡だ。
「これ…夢?それともドッキリ?」
恐る恐る聞くと、詩織は笑いながら夏季の頭を撫でる。
「どっちも外れ。夏季の実力だよ。よく頑張ったな」
「現実なんだ…。やった!」
本当に受かった。あの聖歌隊に合格したんだ。
「ご褒美?」
詩織はスーツの懐をゴソゴソと探り、一枚の四つに折られた紙を取り出して差し出して来た。そして満面の笑顔を浮かべる。
「おめでとう、夏季」
紙を受けとった夏季は中を見て目を見開いた。同時に胸が大きく高鳴る。
「私が聖歌隊のメンバーに!?」
そう、詩織に渡されたのは聖歌隊入隊オーディションの合格通知だった。夏季にとって奇跡の紙を無造作に四つ折りにして、詩織のやつ。
だが詩織への怒りよりも、これは本当に現実か?本当なら奇跡だ。
「これ…夢?それともドッキリ?」
恐る恐る聞くと、詩織は笑いながら夏季の頭を撫でる。
「どっちも外れ。夏季の実力だよ。よく頑張ったな」
「現実なんだ…。やった!」
本当に受かった。あの聖歌隊に合格したんだ。