玩具でもいい
「ァアっ…………」
「………………ッ!」

あたし達は果てた。


Hが終わるとシンちゃんは必ずタバコを吸う


この香りにはもう慣れた


「あと三日だね」

あたしは呟いた


「うん」


部屋に山住にされたダンボール
針はカチカチ音をたてている

少しずつ
時間は進んでいるんだ



ねえ

時間止まってくれないかな


愛されなくても


玩具でもいいから


あたしをシンちゃんの側に居させてよ?


ねえ

時間よ止まれ………

止まって下さい…

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