ここから、向こう側まで。


「お前!・・・なに見てるんだ!突っ立ってる暇があったらな、ガラスの破片を拾うんだ!

・・・まったく・・・・・・

あんなやつと仲良くしてるお前も同罪なんだぞ!いいか、よく覚えとけ、大人をな、教師を馬鹿にしてるとどうなるか、その身で体感させてやる!


あんなやつは退学だ!あれを止めないお前も退学だ!」


言いきったあと、教師は肩をすれすれに通り過ぎ、息を更に切らしていく。



彼女の気持ちは?彼女の想いは?
何を考え何を壊しているんだ?
飛び散るものの中に何を見いだしている?
飛び散ったあとに残るのは何か知ってる?
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