ここから、向こう側まで。
チャイムが鳴り響き、昼休みの喧騒に終わりを告げる。
まるで誰かの如く、高い高い屋上から幾らかのグラウンドで戯れる生徒たちを眺めおろす。
遊び終わり、ぞろぞろと校舎へ吸い込まれてく人々。
未だにバスケットボールを離さずに、コートわきにたまっている不良。
何が楽しいのかもわからない、何を笑っているのかもわからない女子生徒たちは腹を抱えている。
たまに思う。
あの笑顔を殺してしまいたい。
きみは、どう思う?