初恋という名の片想い



「美羽!!」



俺は鞄を重たそうに持つ後ろ姿に声をかける。
彼女はゆっくり振り向き俺を見つめる。
その瞳を見て俺は少し嫌な顔をする。



「な・・・なに??ゃ・・・靖宏君??」



なんで怯えた目をするんだよ。
どうしてすぐに目をそらすんだよ。


いつもそうだ。。。


毎日・・・俺が話しかけると怯えたような顔をして俺から逃げる。
それが悔しくて・・・悲しくて・・・胸が締めつけられる。



そして、いつも君を困らせてしまう。



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