保健室は内緒の楽園
車から降り、映画館に入ると回りの人はみんな振り返って俊哉さんに注目。

まぁ…俊哉さん、
カッコイイもんね。
きっと私も回りの人と同じ立場でその場にいたら
振り返って見惚れてしまうと思う。

私だって……
こんな綺麗な人の隣を
歩けるなんて…って思ってしまう。

「…千尋ちゃん?

映画、なに見る?」

「えっと……
どうしようかなぁ。
最近、映画来てなくてよくわからなくて…。」

「なんか良さそうなのってわかりますか?」

「俺も映画久しぶりなんだけど、
これ……どう?
千尋ちゃん好きそう。」

俊哉さんが言う映画は
純愛なラブストーリーって感じのもので私の超好みな感じの映画みたいだった。

「いいなぁ……
あ、でも俊哉さんは…」

「千尋ちゃんが見たいので構わないよ。
君が見たい映画、
俺も見てみたいから。」

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