保健室は内緒の楽園
私は答える代わりに笑ってみせた。
俊哉についてもっと知りたい。
だけど………
俊哉は、私について知りたくないのかな?
私のこと、どう思ってるのかな……?
てか私と俊哉の歳の差は……10歳。
10歳も離れてたんだ…。

うわぁ~…頭の中、混乱してきた………!
とりあえず、考えるのは今はやめよう。
例え俊哉と付き合ってるのが今だけで騙されていたとしても、今が凄く幸せだからいいや…(笑)


それから…
ケーキを食べたあと、
ドライブをしながら家まで送ってもらった。


「今日はありがとうございました。」

「なんだよ急に~(笑)

また、二人で行こうな。」

「はい、また行きたい(笑)」

そう言うとふわっと微笑んでくれた俊哉の顔は、すごく優しい天使のような笑みだった。

また……二人で、
行けたらいいなぁ。

「また連絡するよ、
じゃあな。」

「バイバイ、気をつけて。」


「あ…そうそう。

千尋は俺の彼女だよ。今も、それからこれからも(笑)
だからいつでも連絡して来いよ、待ってるからさ(笑)」

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