保健室は内緒の楽園
「そうだな…。
それが問題なんだよ。

イチャつけるし最高だけどさすがに現実はな…。」

「も、もしかして口に出してた!?」

「バッチリ(笑)」

うそぉー……。
どうして私って、思ったことなんでも口に出しちゃうのかな…。

ダメだな…私。


「もしかして…気にしてる?
思ってること、口に出しちゃうこと。」

図星な事を言われてしまい体がビクッと強張った。


「……だって。」

「ばーか。
そこはお前の良いところだろ?

確かに…そういう所、短所って思う奴もいるかもしれないけど俺は長所だと思う。

だってそれってその人が素直って事だろ?」

私は、嬉しかった。
彼の心が。気持ちが。
なんかスーッってした。

「ありがとう…。」

「おう♪
あー…そろそろ戻らなきゃヤバくない?」

「あ…うん。じゃあまたね。」


「あぁ、メールするよ。」

「うん!」

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