→君にゾッコン中←
「千嘉、」
ムグ・・・・。
パスタを食べるのをとめる。
東条君は私が名前で呼ばれるのが弱いって知ってる。
ほんとに東条君は勘がいいと言うか・・・・。
「俺の家こないで。」
「なんで・・・・?」
「とにかく来ないで。」
東条君はそう言うと鞄を持って帰った。
何なの。
何なのよぉ!
残ったパスタを口の中に押し込んだ。
・・・東条君・・・なんであんなこと言ったんだろう。
少し気にかかりながら、私はパスタを飲み込んだ。
うーん・・・・。
なんで?
考えても答えは出てこなかった。