旦那様と奥様です!
「ふー。ありが・・・!!」
言い終わる前に私は後ろから翔に抱きしめられてびっくりした。
「か、翔!?」
顔を横に向けるだけでそこには翔の横顔があって、またドキドキしてしまった。
「亜紀から離れろ~~!!」
「嫌ですよ。」
翔が話すと息が少し耳にかかってドキドキが倍増してしまう。
これじゃ私の心臓が持たないよ~!!
「亜紀も嫌がってるだろ!!」
「そうなの亜紀?」
「へ?う、うん!」
緊張でとっさに出てきてしまった言葉。
それを聞いた翔は離してくれたけどなんか不機嫌だ。
もしかして怒らせちゃった??
どうしよう!!やっぱ謝らなきゃだよね!