旦那様と奥様です!
「まだ亜紀の居場所を知らせるメールは来ないのか?」
「まだです。」
「そんな強く持ってると携帯壊れるぞ。」
無意識に携帯を持つ手に力を加えてたらしい。
「大丈夫だ。亜紀は絶対無事だ。落ち着け。」
「・・・そうですね。」
竜さんが言ってもあんまり説得力がないけど今はそう信じるしかない。
亜紀は無事なのか?
怪我をしてないだろうか?
今泣いてないだろうか?
そこに男がいて触られてないだろうか?
もし誰そいつらが亜紀に手を出したって思うだけでやだな。
まず想像もしたくない。
触られる前に絶対助けてやる。
~♪
きた!!!!
俺はメールにあった居場所を確認してすぐに向かった。
「亜紀を頼んだぞ…」
「はい!!任せてください!!!」
亜紀待ってろ!