こいのおくすり
次の朝、俺が起きたのは朝8時頃。
するともう親父が病院に行く準備をしていた。
「起こしたか、悪いな。」
「いや…大丈夫だけど…お袋は?」
「…まだ寝てる。」
そう言ってニヤっとした顔を俺に向ける。
あぁ…お袋ごめん(笑)
「あれ、親父もう出かけるの?」
「ああ、今日はちょっと仕事も溜まってるからな。」
「そっか、気をつけてな。」
「ああ、行ってくる。」
そう言って親父は家を出て行った。
今日は土曜日。
俺は明日この家から出て行く。
その前に、友達のところに逢いに行こう。
まあ、お袋と澪が起きてからだけど…
そう思い準備を始めた。
澪は昼頃に起きて着替えてすぐに出て行った。
そしてそのお袋が起きたのは昼過ぎだった。
そしてお袋に聞いてやった。
「おはよう。昨日は激しかったみたいだね。」
そう言うとお袋の顔はありえないほど真っ赤になって
「っ…爽のバカーっ!」
と言って俺にソファーにあったクッションを投げつけてきた。
親父の嫉妬心はいつになったら緩むのだろうか…
【END?】