こいのおくすり
そう言えば、パパ、中学校の修学旅行の時
私がいなくて凹んでたってママが言ってた気がする…
「あいつはお前のこと大好きだからなあ。」
まあ、2番目にだけどと笑いながら言うおにぃ
「うー。でも…」
「まあ、無理に帰れとは言わない。それにどっちみち明日帰らなかったらここまで迎えに来るだろうしな。」
「あ、そっか。」
そう言われて安心した。
その後おにぃにまた晩御飯を作ってもらって
お風呂に入って、テレビを見て
日付が変わる前にはもう寝ていた。
次の朝、目が覚めたのは8時で
おにぃはソファーで寝ていた。
「おにぃ、ベッド占領しちゃってごめんね。」
「ん…?いいよ、別に。」
「あ、おにぃ、私帰るね。」
「ん…気をつけて帰れよ…。」
そう言ってまた夢の中に戻るおにぃ。
そんなおにぃを起こさないように準備して
澪は自宅へと向かった。
自宅に戻ったときは10時くらいだったけど
パパは仕事に行ったみたいで
ママは案の定ベッドで寝ていた。
…澪の制服姿で…
とりあえず、何があったのかはなんとなく想像がついて
ちょっとだけパパが嫌になったけど
パパにこんなにも愛されてるママが羨ましくなった。
そんなこんなで今日も我が家は平和です…?
【END?】