禁断の恋はじめます
とんだお正月になった。


祭壇のある大広間を挟んで
男女別の寝床が用意されていた。


通夜が終わってみんなでお酒を飲んでいた。
パパはママの親戚の中に挟まれ
大変そうだった。

いなかの人だから言葉が
きついっていうか直球勝負で
タジタジになっていた。


酒がまわってきて
酒癖のわるいおっさんたちが
大声で話しだした。


パパは大人しい人だから
顔がひきつってきてて
ママも心配そうにしてたけど



「とうさん気の毒だよな~」


「私もそう思う……。」



「朱奈 外行ってくるかな」




「あ…うん…・・・」
                                                    

お葬式ってこんな感じなのかな…


一つ言えること



パパにしても啓吾も
本当に居場所がないようだった。



その夜私はとんでもないことを
聞いてしまうんだ・・・・。








                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       
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