禁断の恋はじめます
葬儀が済みパパが先に帰ることになったら
啓吾も

「俺も一緒に帰っていい?」
と言った。



「パパも寂しいから啓吾を誘おうと思った。」


「私も帰る~」



「朱奈はもう一日だけ付き合って
講習あさってからだよね…
勉強道具持ってきてるでしょ?」

ママが困ったように言うから


「わかった」と言った。


おこづかいのこともママと相談したかったし


啓吾は足早に車に乗りこんで

パパは見送りに出てきた
親戚に挨拶をしていた。


啓吾は深く腰かけて姿が見えなかった。



きっと今回のことで
啓吾は啓吾なりにきっと
傷ついてしまっている


そう思った。
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