禁断の恋はじめます
「ママ おばちゃんたちからおこづかい
もらったの。普段あえないからって
めっちゃいっぱいもらった。」



「え~~おねえさんたちったら
気をつかって~~」



「でもね…啓吾の分がないよ…
私だけにくれたの……。
困っちゃったわ…。」



ママの顔が一気に曇って
大きなため息をついた。



「それ半分にして啓吾にも
帰る時もらったことにして
上げてくれる?」



「わかってる~
でも啓吾空気よんでたからきっと
傷ついたよ・・・・。
なんで啓吾にはあんな態度なのかな…」


  わかってはいたけど・・・



「そうかな…」


ママは必死に言葉を濁してる。



「もう二度と来ない。
こんなところ。啓吾が可哀そうだった。」



ママの顔が悲しそうだったけど…


本当にそう思った。


 子供には罪はない


そう言ってやりたくなった。
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