禁断の恋はじめます
「おかえり~~~」

啓吾が玄関に出迎えた。


「ただいま~~
夜何食べたの?」


「帰り路に焼き肉食ってきた。
めっちゃうまかった~~」


啓吾の笑顔が眩しかった。


「朱…?どうした?
いつもならずるいっていうのに?」


啓吾が不思議そうに聞いた。


「あ~何かね…酔っちゃったのかな…
具合悪いんだもん……」


「疲れたのね。
休みなさい・・・・。」


「うん、ちょっと寝てくるね。」



私は階段をのぼっていった。


「朱奈 なんか元気なくね?」



「ううん…ずっと帰り道も具合悪そうだったから
よく揺れる汽車だったから
きっと酔ったのねって言ってたの。
少し寝たらよくなるよ。
ママも夕飯支度まで少し寝るね……」



「あ・・・そ・・・
お疲れさんだね~」



啓吾がそう言った。
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