禁断の恋はじめます
「でも…俺はもう絶対に行かない。
俺を見る目は…なんか違ってたし……」



「わかったよ~
啓吾がそう言うなら…そうしよう。
ママももういかないし~~」

そう言うとママは啓吾に
てんぷらを口に入れた。


「う~うめぇ~~~」


啓吾の嬉しそうな顔にみんなで笑った。


いつもの我家
家族の笑顔


そして大切な啓吾



啓吾は……私のおにいちゃん…


この啓吾の笑顔を奪いたくない\\\



「いただき~~ぃ」そう言うと
啓吾は私のてんぷらを
口に入れてしまった。


「あ~~!!もう!!
最後に食べようって残しておいたのに!!
バカ!!意地悪啓吾!!」


私は立ちあがって啓吾の頭を叩いた。



「だって~いつまでも食べないから
いらね~のかなって思ったし~~」



そう言って意地悪に笑う。


  好きよ啓吾……

男として…


そして家族として……


兄として………。
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