禁断の恋はじめます
朝方まで勉強していた私たちは
お互いメールで連絡を取り合いながら
勉強に集中していた。


明るくなってきて
啓吾が呼んでいるので静かに部屋に行った。



「朱奈^来い~
めっちゃキレイだって~」


窓に張り付いて啓吾が言った。
私も窓に近づくと


真っ白に凍った窓が 華のように見えた。


「うわ~~ぁ なんだこれ~~」
私も思わず顔を近づけた。



「今朝の寒さで凍っちゃったんだよ。」



見れば見るほど豪華な華で



「どうしてこんなにキレイな形なんだろ。」



私は窓に咲いた華を指でなぞった。



啓吾が私の指の上に自分の指を置いた。


二人で氷の結晶をなぞって笑う。



見つめあってキスをした。


「この世でキレイなもの
全部 朱奈と一緒に見たいな。」


啓吾の言葉がうれしかった。



「私も・・・・一緒に見たいよ。」



「氷の華はとけてなくなっても
俺と朱奈の愛はずっと永遠だよな。」



私は力強くうなづいて
また キスをした。
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