禁断の恋はじめます
「ちょっと先に確認してくるから
ここで待っててね。」


総合受付で私と啓吾をおいて
パパとママがエレベーターで先に上がっていった。


 多分 打ち合わせに行ったんだ


私はその空気を読んで
啓吾が不審に思わないように
明るく話を持って行く。


「なんかまさかのプチ二人っきり~」


啓吾の肩に頭を乗せた。


「バカだな~やめろよ~」
そう言いながら啓吾は笑った。


「受験生をわざわざ連れてこなくてもな…
おまえ大丈夫か?」


「うふふ~~
心配だからほら~」


私はバックからここが出るという
社会の参考書を啓吾に渡した。


「問題出して~」



「めんどくせーな~~」



「あ~どうしてそう言うこと言うの?
啓吾と一緒にいたいのに……」

私がふてくされると



「その口やめろ……
キスしたくなるだろ~~わかったよ~」


そう言って啓吾は笑いながら
問題を出して


私はそれに答えていった。
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