禁断の恋はじめます
パパが戻ってきた。


「啓吾はまだか?」


「うん……。」



「ごめんな…朱奈にまで気を使わせて。」



「そんなことないよ。」
私はそう答えた。


しばらくして啓吾が戻ってきた。



「あれ?かあちゃんは?」
いつもの表情にホッとした。



「まだ来てない……。」



「女の立ち話は長いからな……。」
パパはそう言うと振り返った。


「早く帰りたい……」私が言うとパパが


「呼んでくるよ。」
そう言って車を出ていった。
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