禁断の恋はじめます
グランドの雪が解けたところでサッカー部を
見つけた。


私の目はどんなにたくさん
啓吾の周りに人がいても
一番先に見つけられるんだ。


啓吾は中心でリフティングをしていた。


啓吾のリフティングは
何度か数えるのに付き合わされけど
もう千回越えた時には


私が行って邪魔したくらい
正確だった。


 かっこいい。。。。



「何見てんの?」
友達になった瞳が身を乗り出した。



「あ…カッコいい人いた?
うちのクラスからも何人か入ったみたいよ。」


私には何人なんて
どーでもよかった。


目にうつる者は啓吾しかいない……。


「あ~~あの人カッコいいね~」

瞳が指さした先に
勇樹がいた。


勇樹は少し髪の毛が伸びて
オーラーが出ていた。


フリーキックの練習をしていたが
ほとんどゴールに吸い込まれていった。


勇樹とはまだ会ってなかった…
会ったらなんて声をかけたら
いいんだろう……。
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