禁断の恋はじめます

私は朱奈（ｼｭﾅ）中学三年生


ほんとになんのとりえもない
目立たない女の子



必死に勉強して
やっとｷﾞﾘｷﾞﾘ啓吾の学校に
足だけかかってる。



最初は別に違う学校でもいいか

って思ってたのに
最近　どうしても
啓吾と同じ学校に行きたいと
思うようになった。


「朱奈は無理だって～」


「そんなことないもん。
だから啓吾が教えてくれれば
話しは早いでしょ?」



「ダメだって～
俺忙しいんだから～
塾行けばいいじゃん。」



私は団体生活が苦手だった。


「学校だってｶﾞﾏﾝしてるのに
塾なんて行ったら
ﾏｼﾞに病んじゃうから……」


「おまえね
人間は人間と関わらんと
生きてけないよ?」



「やだもん…
特に女なんて人の悪口か
男の話しかしない……。」



「とにかくさ…
その性格なんとかしねーと
つまんねーだろ?」



　そんなのわかってるもん


でも…
ﾀﾞﾒなことはﾀﾞﾒだし

苦手なことは苦手だし……


　私は啓吾みたいに
　輝けないもん……。