禁断の恋はじめます
「島田くん?」


「そうだよ。
10番あのシュート決めてた人。」



「マジ?
あの人硬派で有名なんだよ。」



「うそだ~~
めっちゃナンパな感じだったけど?」



「なんで朱奈なんだ~?」

啓吾が首をかしげた。


 ヤキモチ焼いてる?


「啓吾ちょっと見張っててくれよ。
朱奈が遊ばれたら
大変だからな……
全く油断もスキもないな…」


パパがムッとしている。



「何よ~
みんな…そんな私だってね…
いろいろあったっていいでしょ?」



 心配しすぎだよ。


でも啓吾がなんか
ソワソワしてるのが
私には嬉しかった……。



「こんな妹に
なんでアドレスなんか
渡したのかな……。」


啓吾がつぶやいた。



「こんなって何よ!?」



「だって…朱奈だよ…。
わかんねーな~
硬派の意味……」



意地悪啓吾


もっと文句言って・・・・
ヤキモチ焼いてくれてる錯覚を
覚えて


私はゾクゾクしちゃうんだ……



 変態……か?
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