禁断の恋はじめます
前田って誰なんだろ
パパとママが遅くまで話をしていた。
多分 前田が誰なのか……
「まだ寝てないの?」
ママが冷蔵庫を開けた音で振り向いた。
「勉強~~啓吾もまだ起きてるから…」
思わず気をつけるように
啓吾のことを言ってしまった。
「ありがと。
気をつけるわ。」
ママはそう言うと
「そろそろ寝ようか。」
と立ち上がった。
「ママ……前田って人知らないの?」
恐る恐る聞いてみた。
「うん……記憶ないんだよね……。」
「そっか~~
いい人だったらいいね。
うちら家族のことちょっとだけ知ってる人で
仲良し家族だってそんな記憶のある人ならいいね。」
「うんきっとそうだと思うよ。
ママが忘れててもほら…いろんな人とかかわって来てるし
誰かのおかあさんかもしれないし。」
「そうだよ。きっと。」
ママは笑ってるけど……
些細なことなのかもしれないけど
私たちは
これからはこういう不安に襲われるのかと思うと
気持ちが暗くなった。
パパとママが遅くまで話をしていた。
多分 前田が誰なのか……
「まだ寝てないの?」
ママが冷蔵庫を開けた音で振り向いた。
「勉強~~啓吾もまだ起きてるから…」
思わず気をつけるように
啓吾のことを言ってしまった。
「ありがと。
気をつけるわ。」
ママはそう言うと
「そろそろ寝ようか。」
と立ち上がった。
「ママ……前田って人知らないの?」
恐る恐る聞いてみた。
「うん……記憶ないんだよね……。」
「そっか~~
いい人だったらいいね。
うちら家族のことちょっとだけ知ってる人で
仲良し家族だってそんな記憶のある人ならいいね。」
「うんきっとそうだと思うよ。
ママが忘れててもほら…いろんな人とかかわって来てるし
誰かのおかあさんかもしれないし。」
「そうだよ。きっと。」
ママは笑ってるけど……
些細なことなのかもしれないけど
私たちは
これからはこういう不安に襲われるのかと思うと
気持ちが暗くなった。