禁断の恋はじめます
「見かけることが多くてさ
結構 小学校から啓吾とは
たまに会場一緒だったりしたから
朱奈ちゃんは有名だった。」


「有名って…
辛口な応援?恥ずかしいな~」

私は顔をおさえた。


「だって家族で毎週来てたじゃん。」



「それがうちら家族の
週末の楽しみだったの。」



「うらやましいな~」



「そう?啓吾は迷惑そうだけど…」



「うちの親なんて
全く興味なしだよ。」



「エ~!?島田くんこんなにうまいのに
楽しいのにね~
うちなんてビデオコレクションまであるよ。」



「すげーな~」



島田くん
ちょっと可哀そう


「じゃあ これから
啓吾の応援の時 島田くんの
応援も一緒にしてあげるね。」



「マジ!?うわ~めっちゃ
うれしいな~」




島田くんはそう言って
嬉しそうに笑った。
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