禁断の恋はじめます
砕け散る絆
「かあちゃん?今どこ?
監督が学校に来てほしいんだって
……Jのクラブチームの話だと思うけど……
うん…わからん……
先に親と話したいって……
今……スカウトの人も来てるって言ってた。
俺は行きたいって
かあちゃん言っといてよ……うん
じゃあ……メシ?
朱奈に作ってもらう…は~~~い…」


携帯を置いて
啓吾がため息をついた。


「行くって決めたけど…やっぱ
未練はあるよな~
もう学校で朱奈を探したり
家に帰ってきて朱奈に癒されたり
…なんか寂しいな~」


「啓吾……。」



「イヤイヤ~~好きな夢を
追いかけて実現できるんだ。
自分の人生に感謝したいよ。」



  人生に感謝か……


啓吾…頑張って…
私はそう叫んでいた。



「朱奈~メシ~~
かあちゃん学校行ったから~」




「え~~やだ~~~」



いつもの二人に戻る。
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