禁断の恋はじめます
「啓吾…啓吾…」

ママが啓吾を揺り起こした。


「ん……あ…かあちゃん遅いし……
何か作って…朱奈には教育しないとダメだよ。
インスタントだからな~」

啓吾は目をこすって
体を起こした。



「どうだった?
話決まった?」



「啓吾 少し話があるんだけど…
先に何か食べる?」


赤い目を見られないように
ママはキッチンに立った。


「あ…とうちゃんもいたんだ。
先食べる~~」


「じゃあ昨日のとんかつ残ってるから
カツ丼にするね。」


ママが手早く用意をし始めた。


「んで…どうだった?」啓吾が
待ちきれない様子で聞いた。


「ご飯食べてからにしよ。」

ママが言った。
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