禁断の恋はじめます
ママの肩をパパが抱いた。


「大丈夫だよママ……。
啓吾を信じよう……。
俺たちが大切に育ててきた宝だから…」


ママの肩が震えていた。


「少しそっとしておこう。
今日はもう…朱奈…おまえもやすみなさい。」



ママはフラフラしながらパパに連れられて
部屋に戻って行った。



私は啓吾にかける言葉もなかったけど
一人にしておくのは 
ダメだと思ったから
私はまっすぐ啓吾の部屋に向かっていた。


言葉なんか見つからない
だけど                                                                                                                          
啓吾を一人にしてはダメだって
私は啓吾の部屋のドアをあけた。
                                  k
< 253 / 443 >

この作品をシェア

pagetop