禁断の恋はじめます
啓吾がいなくなって
本当に
家も学校も大騒ぎだったけど
時が過ぎて行って 啓吾のことを
誰も言わなくなった。
「池端 啓吾」
私は何度もこの名前を呼んだ。
みんなが忘れても…
私は忘れないから…
「どこに行ったの?啓吾の大バカ……。」
啓吾の部屋はそのままにしてあった。
ママが啓吾の部屋をそのままにしてるのは
いつか啓吾が帰ってくることを
信じているから
掃除機を持って出てくるママの目は
いつも潤んでいる。
「啓吾はおバカだね」
「ほんと……。」
啓吾にいつか会ったら
ひっぱたいてやるんだ。
本当に
家も学校も大騒ぎだったけど
時が過ぎて行って 啓吾のことを
誰も言わなくなった。
「池端 啓吾」
私は何度もこの名前を呼んだ。
みんなが忘れても…
私は忘れないから…
「どこに行ったの?啓吾の大バカ……。」
啓吾の部屋はそのままにしてあった。
ママが啓吾の部屋をそのままにしてるのは
いつか啓吾が帰ってくることを
信じているから
掃除機を持って出てくるママの目は
いつも潤んでいる。
「啓吾はおバカだね」
「ほんと……。」
啓吾にいつか会ったら
ひっぱたいてやるんだ。