禁断の恋はじめます
初恋・・・・・


それは後にも先にも朱奈しかいない。

物心がついたころ
汚れない幼い時から いつしか
あたりまえに隣で笑う朱奈をいつの間にか
愛していた。


「何が初恋だかわからない。」


妹が初恋の相手だなんて
そんなこと恐ろしくて人には言えない。


俺は 笑ってしまった。


「何?おかしいの?」


千沙が笑った。



「いや…じゃあ千沙は?」


「私?おこらない?」


「なんでおこるんだよ。」


「啓吾の知ってる人だよ。」


俺は少し考えて


「先輩?」といった。



「そうピンポ~ン~~」


千沙は笑った。
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