禁断の恋はじめます
父方の親戚には会ったことはない。
父の家族はみな亡くなっていて
俺に似てる祖父にも会ったことがない。


母親も必要以上に親戚付き合いを
しなかったから
朱奈が

「お年玉が少ない。」と
ぼやいていた。


今 考えれば……
俺は他人の子供で それも
殺人犯の息子・・・・・


誰もが敬遠するに決まってる。
何も知らずに
必死に両親が隠していることも
しらずにのんきだったなって
笑ってしまう。


どこに 殺人犯の血が流れている子供と
付き合いたいと思うだろう。


いつか殺されるんじゃないか


なんて恐怖感で
親戚は両親や朱奈を心配してたんだろう



俺は本当に
家族という輪に守られて生きてきた。
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