禁断の恋はじめます
前田と言う女が俺に近づいてきた。


学校の前で待ち伏せしていた前田に
引き寄せられるように
車に乗せられた。


「あんたが…やったんだよね?
俺のこと父親に似てるって……。」



「……そうよ。
あなたがどこにいるかと思ってた。
どこかの施設で暮らしてるんだと
ばかり思ってたけど……
まさかね……。普通に暮らしてたなんて…。
テレビであなたを見た時
驚いたわ…。すぐにあなたが…
友之の子供なんじゃないかって…。」



「どういう…関係なんだ?」



「私は…あなたの父親に
夫を殺されたの……。」



心臓が止まりそうだった。


「え…?」



「あなたと同じ目をした男に
夫を殺された・・・。
あなたは友之と 同じ目をしてるのね。」




前田という女は
被害者の妻だった……。



  復讐か・・・・?


  もしかしたら殺されるかもしれない



恐怖心で足が震えた。
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